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月に一回発行される園内便り「創造の森」に掲載されている園長 木村 仁の父母に向けてのメッセージです
2014年度12・1月号
年末と年始のご挨拶と感謝
2014年は、あと30日で過ぎようとしています。
みなさんは、どのような素敵な人との出会いがあったでしょうか。
一人の命の誕生で感動に心が揺り動かされた家族もいたでしょうね。
命の誕生は、何を意味しているのでしょう。自分の命も含めて、命の存在には計り知れないエネルギーを感じますし、不思議と神秘に満ちていますよね。
自分と人の命に尊厳を持てる日々を創造しましょうよ。
一人の命の不思議と神秘を感じられる生活環境を創造しましょうよ。
私は、多くの赤ちゃんと接することが多いので、いや、赤ちゃんと多くかかわれるように意識していると言った方がいいのですが、それは人間理解の基礎となるからです。
私が赤ちゃんから学んできたことは、個性や気質、感性や感情表現など、乳児期の人とのかかわりが、その人の人間としての基礎となるということです。ですから、トモエの人間環境は、多くの人と関わり、多くの優しさや多くの配慮に出会えるように、日々創造しているのです。当然人間ですから、「嫌な出会い」もあります。しかし『あるがままを受け入れる』ことで、人間とは何なんだろうかということを思考し、人間を理解できるようになれるのです。トモエの幼児たちは、『相手を鏡にして、自分の言動や本音を映しながら、自己を知り、自己コントロールしようと努力している』のです。子どもから、人間の本質を学んでいるのが、トモエの親とスタッフです。
赤ちゃんの話題に戻ります。
赤ちゃんは、目で相手の心、感情を、感じる能力をもっています。そのことの認識が日々高まることで、私は身が引き締まる思いがします。(大げさに言うと、すべてを見抜いている大いなる神と関わっているような思いに、時々なります)。
乳幼児から、人間の本質である素直さや本音で関わりたいという欲求を、大人は学べるのです。赤ちゃんや幼児との出会いを日々大切に育てましょうよ。
すべての人間に、乳幼児期があったのです。
乳幼児期が人生の基礎となるのですから、人生最高の日々を創造しようと努力しているのが、『トモエの創造家族』なのです。
自分たちは、どんな人生を創造しようとしているのだろうか。
自分たち大人は、子どもたちに何を遺産としているのだろうか。
大人であることに誇りを持って生きたいですね。
2014年の一年間の多くの人との出会いと喜びに感謝します。
多くの人と共に楽しさを創造しながら歩んだ1年間に感謝いたします。
みなさんの優しさに、ありがとうと、感謝します。
ほ・ん・と・う・に、あ・り・が・と・う!
1月の教師研修会で新しいエネルギーを蓄えて来年も新鮮な歩みを自分自身に期待します。
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