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月に一回発行される園内便り「創造の森」に掲載されている園長 木村 仁の父母に向けてのメッセージです
2016年度2・3月号
『未来を見つめて生きる』
今回の冬の教師研修は、1月11日から3日間映像を見ながら学び、何を感じたのかを話し合い共有し合いました。球体的に自分と人を理解できる自分になることが目的の研修です。テーマは、「見えないものを見る」です。
人間は、現在を生き、常に過去を残し、瞬時未来に突入して生きているのです。近い未来が「こう成るかもしれない」という予感を感じることもあります。しかし多くは、「まだ、見えていない未来が待っている」ことも、感じて生きているのが人間ですよね。
人間は、神秘と不思議な生き物です。一生涯かけて人間について理解を深めても、理解できないことが増え続けるのですから・・・。
私は諦めないで「命が与えられた意味。生きる意味」等、探求を続けています。そうすると、今まで見えなかったことが見えてくるのです。感じなかったことが多く感じられるようになってきました。
多くの人と心が温かくなる関りが持てるようになってきています。生きる喜びは、生きる力になるのですね。
自分が人間理解を深めようと諦めなければ、「未来に何が見えるのか期待して待つことができるトモエの生活環境を創造できた」のです。
個々のありのままを認め合いながら、お互いに誠意を持って生きようとする生活の創造がトモエで実現しつつあります。多くの方が共鳴し合いながら、苦悩の中から生まれてきていると思います。
『人間理解は、苦悩の連続が伴うもの』です。自分が見えている自分は、極一部ですから、理解に苦悩が伴うのは当然と言えるでしょうね。自分自身でさえ、自分が見えていないことが多いのですから。だから、「自分の見えていない自分を見たい」という思いが、自分の未来に夢を持ち待ちたい気持ちが湧いてくるのですよね。
生涯自分と親しく楽しく付き合いたいから、自分をごまかし続ける人生はしたくないですね。
未知なる世界を見たいと願いながら日々を過ごしていると、自分が知らなかった自分との出会い、新しい発想、人体の不思議と神秘など、生きる喜びを発見できますよ~。
親は、子どもの成長と共に我が子の人間性の素晴らしさを発見できるのです。人間ですから、未完成の部分はだれでもあります。ありのままを認めながら、未来に期待しながら待ちましょうよ。
ある有名な方が言っています。
『待つことは愛。待つことのない愛は、愛とは言えない。待ちすぎると愛は消えてゆく』。
未来を見つめて生きる人になりたいものですね。
在園・卒園家族も、いつまでも・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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