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月に一回発行される園内便り「創造の森」に掲載されている園長 木村 仁の父母に向けてのメッセージです
2015年度4月号
『 新学期に向けて、人間が育つ基礎を大切に育てる』
* スタッフと園長が十数時間かけて話し合い、確認し会った事柄。
* 目には見えずらい心の変化を大切に育てる。トモエで最も基盤となる事柄。
* スタッフと園長が、自分のものとして育て、生きたいと願っている事柄。
『生きるために最も大切なことの3つのテーマ』
1、自分と日々向き合い続けること。(自分・隣人・人間理解の基礎)
2、自分の特性を日々発見し続ける生活。(まだ知らない自分の発見・自分を信じる基礎)
3、自分の可能性を日々信じ続ける生活。(人間の無限の可能性を発見できる基礎)
*3つのテーマは、トモエの生活環境を創造している基盤です。
*人間として乳幼児期から本能的に持っているものだからです。
*乳幼児が持っている素敵な特性に大人が介入し過ぎることで徐々に喪失していくのです。現代の大人たちの姿
といえないでしょうか。
*トモエの存在目的は、人間の神秘と不思議を日々発見することで人間の無限の可能性を体験することに在りま
す。平和的に少しでも和やかに生活できる基本が、この3つのテーマにあると信じて実践しています。共有でき
る親友を創りましょうよ。親友は、生涯の心の共になるからです。園長からの願いです。
1、『人は、日々生活の中で自分と向き合って生きている』のです。
人として生まれてきて、乳幼児期の6ヶ月ぐらいまで、自分の五感、特に目を中心に見たものを本能的に感じ取って生きています。乳児の目の感じ方は、大人の想像を超えた世界を感じます。 ある文献によると、乳児は、神と同等においています。「あらゆることを、ありのままに受け入れる能力が乳児は持っているのです」。乳幼児期から本音を表現できるトモエの生活環境の中で生きている子どもは、自分と向き合って生きているのです。自分の言動を、表現したことで相手がどう反応したかをコンピューター以上に記憶されているようです。その記憶は、何回も何回も積み重ねられて、その人に「何が良かったか」「悪かったのか」を判断しています。相手を鏡として写して自分の言動を見ているのです。自己調整ができる人になれるのです。
『トモエ流子ども相談室』が、トモエのお母さんと子どもとの間で「流行」し始めていることを感じています。子どもと本音で話す方法としてお母さんが『子ども相談室』を使っています。その相談で、お母さんが発見することは、子どもの思考は大人が考えている以上に深く広いことのようです。
お母さんが子どもの気持を理解したいと思った時などは、本人に「子ども相談室ですか」と、我が子に相談してみてはいかがでしょうか。子どもの本音が聞けますよ。
*園長が自分と向き合う方法のポイント
(1)毎日、朝と晩に顔を洗う時に、自分の目を見て会話しています。
「目は、心の窓」と昔の人が言ったように、自分の心の状態を観察できます。目を見て、「仁!調子が良くないようだ
な。何か問題を抱えているな。どうする。」など、自分自身と会話しています。自分と向き合う方法のひとつです。
(2)乳児と目で会話す時には、自分の心の状態を整えて『誠意を持って』目を見て会話することにしています。心の状態
を受け止める能力は、人間の中で最高の存在が乳児なのですから、乳児と関わることで自分の心の状態が見えて
くるのです。乳幼児の目から自分を見ようとしていると、見えてきますよ。見ようとする意識の問題ですよ。
(3)人の体験談をテレビや本で知る。直接本人に聞くことをいつも心がけています。
人の体験は、自分が体験していないことを知るチャンスになるからです。
とくに女性の体験を聞くことを心がけています。自分が男であるからです。
お母さんたちの話は、何万時間?46年聞いても母親と子ども理解、人間理解は、生涯続くでしょう。人間の神秘は、人間の想像を遥かに超えた世界です。だから、面白くて楽しいのです。苦悩が伴いますが、楽しいから、トモエの実践は続くのです。
2、『自分の特性を日々発見し続ける生活』
特性を発見することで新しい自分の発見の喜びが増大します。自分を信じるきっかけも増えるのです。
人間の個性・特性は、日々の生活体験から発見するものです。人との関わりで発見することが多いのでは。短所も発見しますが、短所を発見することで長所に変えることもできます。生きることは、苦悩や悲しいことも多くありますが自分の長所を生かして生きることで喜びが多く体験できるのです。生きる自信にも繋がります。
喜びを共有できる友達がいることで、自分の特性に自信にもなり、生きるエネルギーにもなります。人間の特性は、生涯発見し続けられるものです。あきらめたらたら、心の老化が始まるのです。
*園長が体験してきたこと。現在体験していること。
(1)身近な問題を一つひとつ解決しようと努力していくと、自分の特性が見えてきたのです。
自分の特性・個性を発見できなくてなくて苦悩していたのが30歳でした。
牧師時代初期まで苦悩していました。旭川の作家三浦綾子さん夫婦が私の自宅で親しくお話できたことで、自分は変
わり始めたのです。目の前にある、分からないことを一つひとつ分かりたいと願い取り組みました。妻のこと我が子の
こと、隣の人。現在に至るまで。
(2)人間は、日々の生活を積み重ねることで、自分自身の特性・個性を発見できるものです。ポイントは、自分の特性を
知りたいと願っていなければ、体験(知ることが)できないのです。新しい発見ができるのが、人間の生活です。人間
の神秘を発見できるのです。基本は、人間の心も体も知らないことだらけです。知ろうとする意志がなければ、知る
ことはできないのです
3、『自分の可能性を日々信じる生活』
人間は、無限の可能性を発見できるのです。変化し続けられる発見の喜びを体験しましょうよ。素敵な大人になるための人生が待っていますよ。
「1、自分と向き合い」
「2、自分の特性を発見」
上記の2つのことを追い求めている日々には、自然に自分の可能性を信じられる出来事が起きてくるのです。
「園長の18番!?」いつも言っている事です。何度も言いたいです。
『人間は、神秘と不思議に満ちている存在なのです。自分のことでさえ一部しか知らないのです。日々経験を重ねることで理解が深まるのです。理解が深まることで、自分も隣人も、人間の可能性のすごさを発見できるのです』。
「3つのテーマ」を求め続けるなら、生涯生きている限り自分の可能性を求めることができるのです。
*園長が体験してきたこと。現在体験していること。未来に体験してみたいこと。
(1)15歳ごろから、素敵な人間に出会いたい。本音で話せる大人と出会いたい。いつも求め続けている自分がいた。
「氷点」という本に出会った。旭川の作家三浦綾子さんに教会にお話に来てもらうことができた。私の自宅でも親しく話すことができた。「氷点」の反応のすごさを綾子さんから聞いてショックを与えられた。多くの人の人生を変える働きをしているのだ。私は、「牧師として何をしているのか」問いただすことをしていた。
私は、自分と向き合うことを今までになく真剣に時間をかけて自分と話していた。数ヶ月かけて、結論がでできた。「自分を見ていなかった。自分と向き合うことをしていなかった。自分の目の前にある自分の問題を、誠意を持って関わることが少なかった」。
30代の牧師時代・園長時代に、全国の会いたい人をお呼びして講演会をしていただいたりした。会いに行って、親しくお話を聞くことができた。
全国の教育事情を沖縄から北海道まで視察していた。日本の教育だけでなく世界の教育も学ぶことができた。米国の共同体研究に2ヶ月行ってきた。30代で学び、人から受けた信頼などで自信になり自分の可能性を信じられる自分になっていたのです。
(2)自分の可能性を信じられるようになり、自分が気づいたことを、自分で実践することの必要性を感じて40歳で行動してしまった。
(3)お母さんが少しでも安定した生活の中で子どもと関われる生活環境を創ろうと決心したのです。人間は、すべて母から生まれる。その母親の偉大さを知る。
大自然の中で子どもも親も安定した精神環境の中で生活ができる幼稚園を創造していたのでした。30代の経験を土台として行動をしていたのです。資金が無くても、情熱で、多くの方の信頼で「実現しちゃった!」のです。人間の無限の可能性を肌で感じてしまったのです。
(4)家族と共に楽しく過ごせる生活環境を、家族と共に創造していたのです。
家族と共に生活環境を創るのは、「現代の奇跡」と言う人もいます。不可能に近い実践なようです。今後も、未来に向けて家族と共に楽しく平和的な生活環境を創造したいと願っています。
(5)園長は,『終活』に全力を尽くします。何年か、何十年なのかは、私には分かりません。与えられた時間を大切に「責任ある足跡」を創りたいと願っています。
多くの人が、3つのテーマを自分のものとして、自分と隣人が心から楽しめる会話が続くような生活環境を残したいのです。
一緒に歩んでくださいね。『一緒に歩んでいるから現在のトモエがあるんじゃない』と言う声が聞こえます。
共に共有してくださることが園長の最大のエネルギーになるのですから・・・・・・・
『お母さん最高!に、するのが世界平和、家族の平和になるのです』
乳幼児期の子どもを幸せにしましょう。生涯を支配するのだから・・・
お・わ・り
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