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月に一回発行される園内便り「創造の森」に掲載されている園長 木村 仁の父母に向けてのメッセージです
2015年度2・3月号
『人生の考察』
(私の具体的な人間観察探求のポイント)
序
『私達は、いつの間にか、ほんとうの幸せとは何か。人間が生きる目的とは何かを見失ってしまったようだ。』 ホセ・ムヒカ南米ウルグアイ元大統領のこの言葉に出会った時は、仲間が増えたと幸せを感じました。このムヒカ氏の言葉は、私自身にとって『人生の最も重要な課題』として生きています。現在も忘れることなく人生の軸にして生きています。
『トモエの日々の創造的な生活環境』は、ほんとうの幸せをたくさん体験して、ひとつひとつ幸せを積み重ねるために創造しています。一人でも多くの人が、輝ける日々を創造できるように願って日々生きています。輝ける日々の具体的な核となる内容は、自分と自分、自分と人とが少しでも多く心が通い合う喜びを積み重ねることにあるのです。
1、私自身は、15歳から『生きる意味・自分(人間)とは何者か』を求めた結果、トモエの実践になっています。
『人間についての考察の核となるもの』
・人間は、神秘と不思議に満ちた存在。無限の可能性に満ち溢れている存在です。
・自分に期待をかけ続けて人生を歩むなら、自分の知らなかった新しい自分と日々出会えて自分
自身に期待が持てるのです。輝ける日々は、自分で創造するしかないのです。
・人間は、神秘と不思議に満ちた存在ゆえに、基礎的で総合的な人間探求が必要不可欠。
私は、ばんけい幼稚園を創設し、6年後にトモエ家族の幼稚園を立ち上げたのです。その目的は、自分が30代で実践探求してきたことを信じ、より実現するためでした。
「人間生活の原則・法則・基本とは何か」を、15歳から15年の準備期間を経て30歳で牧師と付属幼稚園園長になって具体的に観察研究と実践探求が始まったのです。
2、園長の具体的な人間考察の原則。
・人の命(私)が生まれた理由(命の起源は別途)
・人の命は、母から生まれてきた。
・人の人格、個性、品性、人柄などの基礎は、いつ、どのように身につくのだろうか。
・個々の個性などが違う理由は何。胎児期と乳幼児期が基礎。
・心身の発達の違い、その意味するもの。生活環境に左右される人間。
・幸せの基礎、原則は何。自分と人とが温かな心が通い合う関係。
・人は、なぜ生きるのか。愛する人をひとりでも多く創ることある?
・生と死の意味。わからない!人間の思考が届かない世界!大いなる存在にお任せ。
3、基礎的で総合的な人間理解の発想の原則・法則。園長自身が発見したことから・・・
①、『乳幼児は、すべて母親から生まれる』であれば、『乳幼児理解より、母親理解が先行されるのが原則。あるいは、母子一体』であることを発見する。
『母親の生活環境を理解し、少しでも精神的に安定する環境を創造する』
・母親参加の生活環境を創設した。{母なる大地・母なる大河・母なる港・女神・聖母}
(母子相互作用・母子伝達・世代間伝達。乳幼児精神衛生学から、母親の存在の偉大さを知る。
母親が乳幼児期に与える影響の大きさ{女性が馬鹿だと国滅びる}
・乳幼児期の子どもに大きな影響を与えるのは、母親?
②、『自然に勝る教師なし・人間の創ったものには限界がある。自然から感じ、学ぶ心』
『人間は、大自然の中で生活することで素直さが養われる。自然とは何かを感じる』。
自然体験型特認幼稚園創設。
・乳幼児は、自然のかなで生活することで五感が豊かに育てられる。
・乳幼児から自然を離した生活環境が、あってはならない。豊かな感性が育つ基礎。
・大自然を無視することは、人間性を失うし自分を失う。地球の滅亡に繋がる。
③、『心が温かくなる心の交流が持てる生活環境の日々の創造』=人の幸せの原則・方程式。
・自分をより理解しようとする意志と人を理解しようとする意思を持ち続ける。
・「自分と人の様々なまだ知らないことがいっぱいある」という意識を持ち続ける。
・自分も含め人間は、自分の見た目だけでは分からないことが多くあることを認識し続ける。
球体的な理解が一生涯必要。自分が聞いたり、見たり、感じた部分は、ほんの一部にしか過ぎ
ない。
・悲しいかな人間は、自分の物差しでしか計れない限界がある。しかし人間の可能性には限界が
ない。生涯、人間の神秘と不思議を追い求めるならば、無限に知ることができる。現代のあらゆる
分野の科学文明が証明してくれる。人間の頭脳は、限界を知らない。人間性の喪失の危険も大で
ある。
*胎児乳幼児から学んだこと。(まだ未知なる世界が広がっている。未来にも、新しい発見の喜びが
期待できる)。乳幼児の特権、ポイントのみ。
人生の幸せな(人間関係)の基礎がここにある。
・本音で話すこと=素直な表現=自分も相手も理解しやすくなる。
・ありのままを受け入れる=仮面をかぶったままの大人を、そのまま認める能力がある。
・許す、許さないと言う概念がない=(大人の生活の中で徐々に感じ取ってしまう)。
・乳児は、大人には想像もつかない世界を生きている。特別な存在。大人にまだ汚されていない
時代に生きている。乳幼児期は、別次元に生きているといえます。
8ヶ月ぐらいまでの乳児の眼の観察能力は、超能力を持っている。人の誠意の度合いを感じて
生きている。
・乳児は、在る文献の中では神と等しい存在としている。
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