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月に一回発行される園内便り「創造の森」に掲載されている園長 木村 仁の父母に向けてのメッセージです
2015年度9月号
「親子が互いに育つトモエ(創造家族)の生活環境・大切な7つのポイント」
ー人一人が幸せでなごやかな生活ができるような人間生活の探求と実践
具体的実践・基礎的人間探求(胎児・乳幼児と母親との関係研究)・人間生活の基礎
1、自分を知り、自分と人を好きになる生活
2、素直に表現して自分を知る生活
3、自己コントロールできる自分を創る生活
4、生涯を創造的に生きるための力を身につける生活
5、自蒸の中で人間の豊かな感性が育つ生活
6、家族がいつでも参加して、過ごしやすい生活を共に創造する生活
7、卒園家族も参加して、感性を養い続ける生活
*園長は、胎児・乳幼児期の人間(母子関係も)を探求実践し60年間試みています。
*人間の不思議と神秘・可能性に満ちた人間を幅広く深く探求を続けています。
1、自分を知り、自分と人を好きになる生活(自己肯定観の確立)
・自分を好きになれる要因は、多くの人を好きになる自分を発見できることです。
・人を好きになれることで、好きになる心地よさを自分のものとできるのです。
・自分から好きな人を選べる生活環境を創っています。好きな人と生活できることで、意欲的になれますし余裕がもてる人 になります。
・余裕ができることで、多くの人を受け入れられる自分を発見します。そのような人は「ありのままを受け入れられる人間に なれる」のです。未来を見つめて歩む人になる。
2、素直に表現して自分を知る生活(自己理解・人間理解を深める)
・幼児が素直に表現できるように、「ありのままを受け入れる」生活をスタッフと親が創る努力をしています。幼児が素直に 表現してもらえることで、本音の部分が分かりお互いに理解が深まり、幼児も大人もひとりの人間として心地よい会話が 保たれるのです。大人が権威を用いて、幼児と関わると幼児は本音を出さなくなります。
大人が素直に本音で話していると、幼児は大人の素直さを感じ取る能力を持っているのです。大人が素直でなければ、 乳幼児は素直になれないのです。
・幼児は、素直に表現することで、自分の言動がその人にとって心地よかったか悪かったかを時間をかけて判断しながら 生活しています。乳幼児の能力は、大人には想像もできない計り知れない世界があります。園長は乳幼児の観察研究を 永遠に続けます。
*乳幼児を知ることは、人間とは何かを知る原点になるのです。園長自身は、現在も学び続けています。
3、自己コントロールができる自分を創る生活(幸せの軸となる・人間関係の幸せの軸)
・自分の心を微調整しながら、自分と人と関われることは、人間のほんとうの幸せにつながることではないでしょうか。特に 親しい人との心地よい心の交流は、生きる力になるのです。
・乳幼児も大人も、自発的に生活し、自分の言動を見つめられる生活環境を毎日創っています。お互いに本音で関わるよ うにしていると感情をぶつけ合うことになります。ぶつかり合うことでお互いに理解が深まるような生活をしてます。乳幼 児の人間関係を観察していると分かります。大人の人間関係とは、別世界です。
・1・2が確立することで、3が実現してくるのです。
4、生涯を創造的に生きるための力を身につける生活(乳幼児から学べるのです)
・幼児は、固定観念が少なくあらゆる発想の楽しさを身につけています。想像的で創造しながら日々を生活しています。大 人とは違う世界を生きていると言えます。乳幼児の豊かな感覚・感性を大切に養うためには、彼等の球体的な発想や発 信する言動を受け止められる大人が側にいることが必要です。『乳幼児の人間性を理解する努力』が大人には不可欠な ことです。トモエのスタッフと共に親が乳幼児を理解しようとする意識を育てましょうよ。乳幼児と大人の幸せな生活を創 造するためには、乳幼児理解は欠かせないのです。乳幼児から創造的に生きる喜びとすばらしさを学べるのです。
・人生は、地球上にいるかぎり創造的に生きられるのが人間なのです。
5、自然の中で人間の豊かな感性が育つ生活(自然の豊かさから人間の豊かな世界を発見)
・豊かな大自然の中で乳幼児期を過ごすことで、美しいものを美しいと感じられる感性を養えるのです。乳幼児は、「ありの ままを受け入れて生きている存在」です。
・大きな自然に抱かれている感覚が育つと、優しさや思いやりが育つ。大人も同じ歩みをすることで、親子で思いやりが育 つのです。
・自然の神秘と不思議を知ることで、人間も神秘と不思議に満ちた人間であることを発見できるような生活を創造していま す。
6、親がいつでも参加して、過ごしやすい環境を共に創造する生活(共に育ち生きる)
・家族とは何かを考えながら生活できる環境を目指しています。社会の核は家庭です。
・様々な家族がいて生活していることを乳幼児期から体験することで、人間性の幅が広くなり、楽しく人間関係を創れる人 になります。
・胎児や乳幼児、年を重ねてきた人たちが親しく関われる家族感のある環境を創造し続けています。
・親友家族(親しく関われる家族)を創れる家族は、何十年も交友関係が続いています。
7、卒園家族も参加して、感性を養い続ける生活(卒園後も人が育つために援護)
・在園家族は、卒園家族の参加によって豊かな経験を一緒に共有しています。卒園家族の話などを聞き未来に夢を持った りできる環境になっています。
・卒園家族のお母さんが来て、何人も子どもがいる家族の赤ちゃんを抱っこしたりして支え合う生活があります。
・卒園家族も一緒に、自分たちが住みやすい生活環境創りを、創意工夫しながら共有し合っています。
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