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2013年度2・3月号

「責任を持てる大人になろうよ」

思いやりを創造する家族の喜びを、子どもへの遺産に=最も大切な幸せの基本

園長 木村 仁

 

 「思いやり」=「お互いを理解し合う行為」=「優しさ」=「共に生きる喜び」

 

 これらを人は、『愛』と言う。

 

 

 人は、乳児期に愛される喜びを体験し、愛することの喜びを知り、愛し合うことの喜びを共有する。

 

 人は、乳幼児期から直観で感じて、感じて、考え、考えて、生きた言動となる。

 

 人は、本能のおもむくままに男女は、好きになり結ばれる。そして、子どもが与えられる。

 

 それらの行為は、その繰り返しで、子孫を残してきた。

 

 しかし、大人は、子孫に『何を残してきた』のだろうか。

 

 文明国といわれる国々は、『心の砂漠化が進む』と言われ、50年になる。

 

 『心の砂漠化』の危機感を持つ人が増えてきた。だがその危機感からどう脱するかの方法を知らないでいる人が多い。月に移動することを考えている科学もいると言う。豊かになりすぎた文明国は、徐々に自分を見つめ人を知ることを忘れかけているように思う。

 

 自己肯定観や自分が好き、人間が好き、未来の自分に期待が持てる、という大人や子どもが少なくなったように思う。

 

 人が生きていくうえで、何が最も大切なことかを、忘れているようですね。

 

 豊かさを求めてきた人類は、「歌を忘れたカナリヤ」になってきているように思えるのです。

 

 人間の豊かな感性を失うような生き方をしているように思えます。

 

 人間の本来持っている素晴らしい本能を『誰かに』売り渡そうとしている行為を感じるのですが・・・。

 

 人は、何を目的に生きているのでしょう。一緒に考えませんか。

 

 トモエは、みんなで体験しながら考え、生きた言動を表現する生活の場です。

 

 スタッフも参加する家族も、創造的な生活の場を創ろうとしているので、心強く感じています。

 

 園長は、これからも永遠に、人間の総合的な基礎研究を重ねます。

 

 トモエで表現する言動が、何十年も生き続ける実践的な環境を残します。

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